二色の浜公園で見られる動植物
二色の浜海岸でよく見られる動植物
砂浜でよく見られる動植物
アマモ
アマモは「海草(うみくさ)」と呼ばれる植物で、ワカメなどの一般的な海藻と違い、花を咲かせて種を作ります。大阪湾では海の汚れで見られなくなっていましたが、二色の浜では2005年頃から再び確認されている貴重な植物です。
クロダイ
大阪湾は古来より「茅渟の海」と呼ばれ、クロダイはこの海で獲れる代表的な魚だったことから、チヌとも呼ばれるようになりました。
ハマヒルガオ
海岸の砂浜に生える海浜植物。5~6月頃に薄紫色の可憐な花が、砂浜を覆うように咲きそろいます。アサガオと同じ仲間のヒルガオ科です。
オオハサミムシ
浜に打ちあがった流木の下や、海浜植物の根際に生息します。幼虫・成虫とも雑食性です。尾のハサミで他の昆虫を捕まえることがありますが、見た目ほど狂暴ではありません。
近木川の河口でよく見られる動植物
ハマゴウ
海岸の砂浜に群生する落葉の低木。茎は長く伸びて枝分かれし、地面を覆います。海水浴のシーズンにきれいな青紫色の花を咲かせます。和名の語源は「浜香」で、葉や枝に芳香があります。
マハゼ
体長20cmほどになるハゼの仲間。内湾や河口の砂泥底に生息し、ゴカイ類などを食べます.秋には近木川河口で多くの人がハゼ釣りを楽しみます。
ハマボウフウ
セリ科の多年生。砂に埋もれながら厚くて光沢のある縁がギザギザの葉を四方に広げます。茎の先端に小さな白花を密につけます。大阪府レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
ケフサイソガニ
近木川河口で最も多く目にするカニ。潮のひいた干潮時は礫の下に隠れています。オスのハサミ脚に毛の房が生えているのが名前の由来です。
松林でよく見られる動植物(昆虫等)
マツカレハ
カレハガ(枯葉蛾)の仲間で、幼虫はクロマツやアカマツの葉を食べます。幼虫の胸部に毒毛があるので触ると危険です。幼虫が松の木の根元や落葉の中で冬を越します。
クビキリギス
他のキリギリスの仲間と同じく、幼虫・成虫とも雑食性です。口元が赤く、血吸いバッタと呼ばれることもあります。成虫で冬を越し、春に、樹上や生垣でジーーーーと鳴きます。
クロマツ
昔から白砂青松 と称される「二色の浜」の松林に生えるマツです。常緑針葉樹の高木で、潮風に強いことから防風林としても植えられます。この木の下には松ぼっくりがたくさん落ちています。
マツヘリカメムシ
北アメリカ原産の外来種のカメムシで、貝塚市では、2020年ごろから、よく見つかるようになりました。マツ類の幹に似た体色をしていて、マツ類の種子や新芽から吸汁します。
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